晩秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
この度、横尾 勉前会長の後任として、皆様のご賛同を頂き会長職の大任を仰せつかりました1982年(昭和57年)卒の大塚規之です。本来であれば5月に行われる定時総会の開催につきまして、今年は新型コロナウィルスの感染拡大という緊急事態の中、異例ではありますが書面総会とさせて頂きました。延期及び変更のご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。
さて、令和 2年総会におきまして、207名の議決参加を頂き、賛成多数のご承認を得て、役員が後述のとおり選任され令和2年11月1日より、新体制が発足致しました。新体制を代表し、ご挨拶させて頂きます。
本来であれば、総会の場で、ご挨拶させて頂くべきところですが、書面総会という形態であったため、この場お借りしご挨拶させて頂きます。
横尾前会長には8年もの長きにわたり、会長職をお務め頂き、就任以来「和と協調」「更なる飛躍」「楽しい武陵会」をスローガンに、「参加したい武陵会」を目指されてきました。その間、中野学園は創立80周年記念事業である新校舎建替えが行われ、学校内での総会を行うことができないという厳しい環境での活動であったと思います。横尾前会長の在職期間中のご尽力により「会則改定」「武陵会名簿データの整備」など、武陵会の運営基盤を整えて頂きました。今後は、この基盤を最大限に利用させて頂き、武陵会のより一層の発展に努めさせて頂きます。
今年はまさに社会構造が変わり、行動・生活等式を変える歴史上まれにみる波乱の幕開けになりました。総会・理事会・評議員会も開くことのできない中、歴史と伝統のある武陵会を任されるにはあまりにも、力不足ではありますが、今までの役員活動の経験を生かして、会員の皆様に密着して「現場主義」で活動する覚悟です。
さて、母校中野学園は、昨年創立90周年を迎え9年後は100周年を迎えることになります。武陵会としても、この大行事にしっかりとした支援ができるように準備を行わなければなりません。40年前の50周年の際、私は生徒会に所属しており創立50周年の行事のお手伝いをさせて頂きました。その時に武陵会の先輩方から貴重なご支援とご指導を頂いたことを覚えております。今度は、その御恩を後輩である在校生に恩返しさせて頂きたいと思います。そのためには、これからの9年間で武陵会の「組織の強化」と「財務基盤の強化」を行う必要があると考えております。これからの数年間の目標を
一.在校生と学園のための武陵会として、中野学園との協調の基盤を作る
二.活動の活性化のため、会員への働きかけを広く行う
三.中野学園創立100周年に向け、準備開始を行う期間とする
の三つに絞り活動を行っていきたいと思います。
現在、執行部は高齢化の傾向にあります。武陵会活動をさらに活性化するには若い会員の参加をいかに増やすかが課題であります。私自身も武陵会総会の重厚な雰囲気に馴染めず、卒業後数回の総会参加の後、仕事の忙しさを理由に参加の少ない会員でありました。奇しくも横尾会長が就任された平成24年に、愚息が母校中野学園に入学させて頂いたことが契機となり、活動にも積極的に参加することができました。このことを思うと、若い世代の会員の皆様が、武陵会に参加する、何らかのきっかけが必要と考えております。幸いなことに、中野学園はクラブ活動OB会(縦の結びつき)、同期会(横の結びつき)が小集団活動として行われていると聞いております。この小集団間の結びつきを網目状にすることが、第一歩かと考えております。また、武陵会活動への参加の場面を、総会だけでなく、委員会活動や募金活動など参加しやすい小さなきっかけをたくさん作ることで、敷居の低い武陵会に変革をして参ります。会員の皆様とのネットワークは、横尾前会長が準備して頂いた、名簿データを最大限に利用させて頂き、またICTの力も利用して会員の皆様とのネットワークの拡大を図りたいと考えております。中野学園の校訓であります「質実剛毅・協同自治・修学錬身」を在学中に学んだ皆様とは、必ず心のつながりがあると思っております。
皆様のお力をお借りし、武陵会活動の活性化を進めていく所存です。皆様方の更なるご協力をお願いし、会長就任の挨拶とさせていただきます。
新体制
会 長 大塚 規之(昭和57年卒業)
副会長 山田 研一(昭和48年卒業)
副会長 薬丸 義人(昭和58年卒業)
常務理事 赤木 薫 (昭和52年卒業)
常務理事 齊藤 泰宏(昭和57年卒業)
常務理事 室伏 渉 (平成3年卒業)
常務理事 三島 裕介(平成15年卒業)
監 事 市川 清久(昭和44年卒業)
監 事 大畑 雅昭(昭和46年卒業)
監 事 小川 幸三(昭和55年卒業)
令和2年11月吉日
明治大学付属中野高等学校校友会
武陵会 会長 大塚 規之